パルスオキシメータ
<サンプル品>

取扱説明書

1998年8月4日



測定上の注意
  1. 測定中はなるべく取りつけた指を動かさないでください。
  2. センサが正確に固定されていない場合には、正しく測定出来ない 場合があります。 センサの固定は正確に行ってください。


各部の名称と機能

本体
  1. 表示部
    時計、血中酸素飽和度、心拍数などの数値表示や電池残量不足などのマークを表示します。

  2. スタート/ストップ/▲キー
    測定の開始、終了、設定時のカウントアップの為のキーです。

  3. 設定/表示キー
    測定中の表示切り替え、及び設定モードへの移行、 設定項目の切り替えの為のキーです。

  4. 外部コネクタ
    センサまたは充電器を接続する為のコネクタです。


充電器
  1. コネクタ
    本体のコネクタと接続する部分です。

  2. ACプラグ
    AC100Vコンセントに差し込む部分です。


センサ
  1. コネクタ
    本体のコネクタと接続する部分です。

  2. センサ部
    指に装着する部分です。

  3. 受光部
    発光部より発した光が指を透過してこの受光部に入ります。

  4. 発光部
    赤外光と赤色光が高速に交互に点灯します。



固定テープ
    センサを指に装着する際に使用する固定用のテープです。


指サック
    センサを装着した指にかぶせる物です。センサに外部の光(以下外光) が入らないようにするための物です。


測定方法
  1. 本体コネクタにセンサのコネクタを接続します。 本体の"△"マークとセンサのコネクタの"△"マークを合わせて奥まで しっかり接続してください。

  2. センサのセンサ部を指の爪の根元に装着します。 装着する指はどの指でも構いませんが、指によっては装着し難い場合や 正常に測定出来ない場合などもありますので、注意してください。
    センサの受光部が爪側になります。受光部が爪の部分にあたるように して下さい。(写真7)
    装着の際はセンサの発光部と受光部の光軸が一致するように 合わせ、ずれないように医療用テープで固定して下さい。(写真8)

  3. 外光による誤動作を防止するために緩めの 指サックをかぶせてください。(写真9)

  4. スタートキーを押すことによって測定が開始します。

  5. 測定中は表示キーを押すことによって血中酸素飽和度→ 心拍→(正常に充電が出来ているときは電池残量[%])→時計→ 血中酸素飽和度と表示の切り替えが出来ます。

  6. 測定はストップキーを2秒以上押し続ける事により終了させることが 出来ます。

  7. 測定中に電池残量不足になった場合には自動的に測定を終了します。 また、その際は充電をしないと再測定は出来ません。

  8. 測定中にセンサが正常に接続されていない場合、 もしくはセンサの装着がうまく出来ていない場合は センサエラーマークが表示されます。 センサを接続し直すかセンサを正常に装着し直してください。

  9. 測定時には心拍に同期してハートマークが表示されます。 同期が合っていない場合や表示されない場合はセンサの装着が 正しく行えていない可能性があります。 また、外光の影響を受けている場合もあります。 センサの装着及び指サックの装着を確認してください。
写真7 写真8 写真9


充電方法
  1. 本体が時計表示になっているか、もしくは電池残量不足の為に表示が 消えている事を確認してください。測定中の表示の場合はストップキーを 2秒以上押して測定を終了してください。(写真10)

  2. 本体のコネクタに充電器のコネクタを接続します。 本体の"△"マークと充電器のコネクタの"△"マークを合わせて 奥までしっかり接続してください。(写真11)

  3. 充電器をAC100Vのコンセントに接続して下さい。

  4. 充電が開始します。

  5. 表示が"ch:00"と表示されます。00は充電経過時間(分)を表します。 (写真12)

  6. 満充電になると自動的に充電終了します。

  7. 充電中に充電器をコンセントから抜いたり、 コネクタを抜いたりするとその時点で充電は終了します。

  8. 満充電後はある一定分電池を消耗しない限り次の充電は行えません。 目安として30分程度開けないと次の充電は出来ません。
写真10 写真11 写真12


設定方法
  1. 本体が測定をしていなくて、時計表示になっていることを確認してください。 もし、測定中ならばストップキーを2秒以上押して測定を終了してください。

  2. 設定キーを2秒以上押してください。設定モードになります。

  3. 設定は設定キーを押す度に時刻設定(時)→時刻設定(分)→ 血中酸素飽和度上限値設定→心拍数上限値設定→心拍数下限値設定→ 終了と進みます。

  4. 設定は▲キーを押す度に数値が1づつ増えます。 2秒以上押し続けると早く進みます。

  5. 全項目の設定が終了すると待機状態(時計表示)に戻ります。

注意:今回のサンプルはアラーム機能をサポートしていません。 血中酸素飽和度上限値、心拍数上限値、心拍数下限値の設定は"OFF"にしてください。

診断の手引き

時計が合っていない 時計設定をしていない 時計を設定してください
測定が開始しない 電池残量不足 充電してから測定して下さい
設定モードになっている 表示が時計表示になるまで設定キーを数回押してください。
表示が消えている 電池残量不足 充電してください
測定値が安定しない センサの装着不良 センサを正しく装着してください
指サックの装着不良指サックを正しく装着して下さい
センサのセンサ部の汚れセンサの汚れを取り除いてください
センサケーブル断線等センサの寿命です。 センサを取り替えてください
連続測定時間が短い充電不足 充電してください
電池寿命弊社サービスセンターにて電池交換致します。
充電できない電池が既に満充電 30分経過後もう一度試してください
電池寿命弊社サービスセンターにて電池交換致します。
測定中になっている ストップキーを2秒以上押して測定を終了してください
設定モードになっている 表示が時計表示になるまで設定キーを数回押してください。
設定モードにならない測定中になっている ストップキーを2秒以上押して測定を終了してください
充電中になっている 充電器コネクタを抜き充電を終了させるか、 充電が終了するまでお待ちください。


仕様

測定方法赤色光、赤外光による吸光度方式
測定項目血中酸素飽和度、心拍数
測定範囲心拍数
30〜200拍/分
血中酸素飽和度
0〜100%
測定精度心拍数
±5%
血中酸素飽和度
0% 〜 69% 未定義
70% 〜 84% ±4%
85% 〜 100% ±2%
測定時間12時間以上(但し満充電後)
電源ニッケル水素二次電池
消費電力40mW
充電時間最大70分
充電時温度/湿度15℃〜35℃ 90%以下(但し結露しないこと)
本体寸法/重量52×50×15mm 60g
動作温度/湿度0℃〜40℃ 90%以下(但し結露しないこと)
保存温度/湿度-20℃〜60℃ 95%以下(但し結露しないこと)